光の樹

-輪郭を想像する-

光の樹”を閉鎖された建物内に出現させた作品。
軽量な素材で設計し天井から吊り下げたオブジェにレーザーとプロジェクターによる投映映像を組み合わせ制作。床部分は斜めに傾斜しそこに寝転んで体験するインスタレーション作品。

マンション共用部にある高さ8mの吹き抜けに作品を設置。物質としての樹木自体は存在していないが、性質の違う2つの光を組み合わせ、その光をオブジェや壁に定着させ”光の樹”を表現。自然の中にある物たちは、周囲のシェイプや揺らぎにより、その存在を明確化する。それが実態のないゴーストのようなものでも、人々は物体の意思を感じることができる。

周囲に投映されるビジュアルは、プログラムで生成され続け、自然界と同じように、ほぼ同じ形ではあるが、ほんの少し違うという木漏れ日のディテールを意識しプログラミングされている。

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