TAUMA IMAGE を始めようと思ってまず最初にやったことはパソコンを買うというミッション。別にパソコンなんて道具だと考えてる方々には理解できないかもしれないが、わたしにとってパソコンとは、愛車を愛でる車マニア達と同じように、仕事で使うことだけ以上に大切な相棒である。だから相棒選びには真剣になる必要があるのです。
皆さんご存知なように、パソコンにはOSというものが載っていて、OSが違うとパソコンを操る体験も違うので同じ仕事をするにしても気持ちが違う。有名なところでいうとマイクロソフトとのWindows、そしてAppleのMacというのがある…..こんなところでわたしが書くこともないくらいの一般常識だけど。
自分は超Mac党で、とりあえずどんな苦労があってでもMacを基本的に使うのだけど、3DCGも仕事で長くやってるのこともあり、対応ソフトの関係でWindowsも使う。ぶっちゃけて言うと2022年においてグラフィックのソフトでMacにしかないものなんてほぼないので、Macを使わないでWindowsだけでも仕事になる。たとえ少しはMacでしか動かないソフトがあるとしても、それがないとビジュアルコンテンツ制作の仕事できないよーなんて業界的に重要なソフトは私の知識の中にはございません。iOSアプリ開発してるんじゃないので。
じゃあ、お前は何でMacを買い続けるの?とここを読んでくれてる人が思うはるか前から自問自答し続けてきているが、やはり最も至高な理由は、故スティーブジョブズの愛した美しいタイポグラフィ。その思想から生まれるOSの文字組みの美しさを支持しているからです。
わたしがまだ丁稚の時、Macなんぞ買えるはずもなく、Windowsで映像編集をし、3DCGをつくり、エフェクトをやりという日々を過ごしていた。目の前の画面に表示され続ける最低な文字の羅列。デザインの崩れ。そういうのずっとずーと見てると大げさでなくやや美的感覚が狂ってくる感じになる。そしてそれが本当にストレスになってイライラしてくるし、イライラしてました。
デザインをちゃんと丁寧にしてるMacの方が、インターフェイスも含めて使う人に優しいと思うからあえて選択したいのです。
ということで、TAUMAを始めてまず導入するのはMac。そうじゃないとダメだと考えてApple Storeをまず覗きにいきました(ネットで)
タイミングがすごく良くてMac Studio が発表されたばかり。忙しかったのあって、良い方を選んでさらにカスタマイズして盛ってポチりました。あんまり考え込まないで購入したのですが、いや流石に事務所立ち上げたばっかで何も考えずにほぼ全部盛りは下品ではなかろうかと予約をして5日後に一旦解約。ここですでに5日ロス。
そこから2日かけて必要充分なものを検証してMacの発注をやり直しました。ここですでに1週間ロス。そして上海のロックダウンの影響もあり、なんとこの記事を書いてる今現在も届いておりません….。いやーどこにあるんだろか。
でも届くのを楽しみにし続けているのも楽しみなのよ 笑。
早くこないかなー。
そうそう、Windows使うのと、Mac使うのどっちが良いですか?と割と質問されるのですが、最後に端的に書くと、文字組みに神経質じゃなくそんなものは気にもならない、かつグラフィックや写真の色を仕事や趣味の中で正しくあつかう必要性がないならWindowsを買った方が色々と幅が広がってよいと思います。ちなみに後者はお金をかけて必要な機材を買えばWindowsでも解決します。ここまでMac Loveを書いといてなんですが…..でもね、UIもプロダクトも含めたデザインで幸せになる人なら買うのはMacよ、やっぱ。